一日に髪の毛がおよそ何本以上抜けると危険信号なのか?
2020/04/09
■ 髪の毛の抜け本数の危険ラインは?
その人が健康体であっても髪の毛が自然な流れで抜けていくことは誰にでもあることです。生えてきた髪の毛がその人の一生の間ずっと存在し伸び続けるわけではありません。
そもそも髪の毛には「ヘアサイクル」というのがあります。髪の毛には1本1本寿命があって一定のサイクルのもと「生えては抜ける」「生えては抜ける」と円を描くように繰り返されています。
そのプロセスは「成長期⇒退行期⇒休止期」の三つの段階に区分けされそれが繰り返されるのです。その繰り返されるヘアサイクルの回数は一生のうちおよそ15回あるといわれています。
●正常なヘアサイクルの場合 (AGAスキンクリニック画像提供)
一番長いのは成長期で2~6年の期間があって全体の髪量の85~90%を占めています。成長期を終えた髪の毛は約2週間の退行期を迎えますが、この期間の髪量は全体の1%程度にすぎません。そして新たな髪の毛が生えてくるための準備期間の3~4ヶ月の休止期を迎えてその後に抜けていきます。この期間の髪量は全体の10~15%を占めています。
そういった中、ヘアサイクルに関し男性の方が女性に比べて抜け毛の量が多くて抜け時期も早いといわれていますが、ただそれに呼応して生え代わりも男性の方が早いといわれているようです。
したがって、今生えている髪の毛は、必ずこの三つの段階のいずれかの期間に当てはまるわけで、そして健康な髪の毛は期間もふくめてこのプロセスを経過して一生を終えるのです。
ところで、一日の平均的な抜け本数は個人差はありますが50本~100本前後くらいだといわれています。健康な髪の毛の状態でもそんなにたくさん抜けているんだ、と驚く人もいるかもしれませんが、日本人の毛髪の平均本数は約10万本だといわれていて、仮に100本だとしても全体の0.1%くらいなので大した量ではありません。(髪の毛の量が少ない人は10万本を切る人もいるだろうし、
1日で抜けてしまう髪の毛の本数を知るための計算式というものがあります(下記参照)。
髪の全体本数÷(1年×ヘアサイクル)=1日の脱毛本数
人には10万本の髪の毛があるとして、ヘアサイクルが2年~6年といわれているので仮にその間をとって4年として(4年で髪の毛がすべて生え変わるという意味)計算式にあてはめてみます。
100,000÷(365×4)=68
1日に自然に抜ける髪の本数は『約68本』ということになります。もちろん、髪全体の本数やヘアサイクルの年数に個人差はあって、ここに入れる数値が違ってくると当然1日に抜ける本数も違ってきます。ヘアサイクルの年数が短ければ短いほど成長途中にもかかわらず抜けていく本数も増えていく数値になります。
例えば、ヘアサイクルの年数を2年にすると1日に抜ける本数は137本となりぐっと増えますが、この程度の数値だとまだ健康の範囲だといえるでしょう。
もし、抜ける本数が200本をぐっと越えてくるとちょっと危険信号が点滅し始めて注意を要します。もしヘアサイクルが1年を切る9ヶ月となってしまうと、計算してみると1日の抜け本数は300本を越える事態になります。これは何の有効な手立てなしでいると近い将来薄毛ハゲ症を生ずる恐れが非常に高いと思います。
薄毛ハゲ症のうち最も多い疾患が「AGA(男性型脱毛症)」いわれています。「AGA」とは正常だったヘアサイクルが乱れる病気です。ヘアサイクルが乱れると2~6年ある正常なヘアサイクルが数か月から1年という短い期間で成長期を終えさせて十分に成長しないまま一気に退行期に突き進んでしまうのです。
その乱れたヘアサイクルが繰り返されると、成長し切れていない細くて短い弱弱しい髪の毛が多くを占めて、やがて頭髪には地肌が透けて目立つようになり、傍から見て髪の毛がないように見えてしまうのです。
■ 髪の毛が抜けるタイミング
髪の毛が多く抜けてしまっているのではないかと不安を感じる典型的な例は【早朝に目覚めたときの枕についた抜け毛】と【シャンプーしたときに指先に絡みついた抜け毛】です。
これらの抜け毛を見た瞬間、これって人よりも多いのではないか?近い将来薄毛ハゲ症になってしまう?とショックを受けるかもしれません。
(1)枕に抜け落ちた髪の毛
なぜ、睡眠時に多くの髪の毛が落ちてしまうのか?
これは基本的には、睡眠中に寝返りなどで髪の毛が枕と擦りあって抜けてしまうのですが、これはヘアサイクルの休止期にある弱弱しい髪の毛が枕との間で生ずる圧力に耐え切れずに抜けてしまうからだと考えられます。だから、一定の許容範囲の髪の毛が抜けてしまうのは仕方がないことです。
もし、一定の許容範囲を超えての抜け毛が枕の上に落ちていたら、髪の毛、頭皮に何らかの異常がある可能性があります。
たとえば、睡眠がらみでいえば、睡眠不足などで良質な睡眠がとれない日々が続くという新たな要因が加わると、髪の毛が抜け落ちる量がさらに増える恐れがあります。
思うに、睡眠不足が薄毛脱毛になる直接の原因となるとは思いませんが、睡眠不足は続くと生活習慣の乱れを生じ、それは肉体的、精神的な変調を来たし心身にストレスが積み重なり、成長ホルモンの分泌バランスが崩れていき、血行不良を惹き起こしそれが髪の毛への栄養素の供給に障害をもたらすことがありえます。
それによって、ヘアサイクルの乱れて成長期が短くなり、それが薄毛ハゲ症になる危険性を高めることになる恐れがあります。AGAの可能性も十分あるのでその可能性も探るべきです。
(2)シャンプー時に手に絡みついた髪の毛
シャンプーに関してもシャンプーは髪の毛に負荷をかけるわけですから、ヘアサイクルの休止期にある弱弱しい髪の毛が抜けてしまうことはあります。
ただ、一定の許容範囲を超える抜け毛が出れば、それはシャンプー仕方(すすぎ方も含めて)が悪い。あるいは利用しているシャンプー自体が合わない可能性があります。
例えば、シャンプーのすすぎ方が不十分のままだと洗浄残留成分が毛穴などに詰まったりしてでいると頭皮に炎症が起こったり、皮膚トラブルを引き起こしてしまい正常なヘアサイクルが乱れて抜け毛の量が許容範囲を超えて多くなります。
または、使用しているシャンプーが泡立ちが良くて洗髪後が爽快であっても、その強すぎる洗浄力のせいで頭皮にある皮脂を必要以上に洗い流してしまい、それがかえって過剰の皮脂分泌を促し、その脂っぽさが毛穴に詰まったりするため抜け毛の原因となってしまいます。
AGAの可能性も十分あるのでその可能性も探るべきです。
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